こどもの定期予防接種について
予防接種法による定期接種は以下のとおりです。
現在の予防接種法では、以前の義務接種から勧奨接種に変わり、受けるように努めなければならない「接種努力義務」とされています。しかし、予防接種で免疫をつけることは、重い症状がでる病気には、感染や発症の予防、症状の軽減化を図ることができるので、大変有効なのです。予防接種法で定めている年齢や期間内は、公費負担(無料)で受けることができますので、お子さんの健康を守るために、できるだけ接種を受けましょう。
- 接種を受ける前は、「予防接種とこどもの健康」を必ず読んで、よく理解したうえで受けてください。
- 対象年齢を迎えたお子さまには、接種券を送付いたします。
接種の間隔
予防接種の効果や安全性のために、次の間隔をあけることになっています。
注射生ワクチン
注射生ワクチンから次の注射生ワクチンの接種:4週間以上
予防接種を受けることができない者
- 明らかに発熱(37度5分以上)をしている者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな者
「アナフィラキシー」というのは通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。 - BCG接種の場合においては、予防接種、外傷等によるケロイドが認められる者
- BCG接種の場合においては、結核の既往のある者
- その他、医師が不適当な状態と判断した場合
定期の予防接種
予防接種法に基づく定期の予防接種は市町村が行います。
定期(1類)の予防接種
- 標準的な接種年齢の対象者には住民登録のある住所に個人通知いたします。
- ご案内がなくても対象者に該当する方で接種希望がありましたら、子育て推進課までお問い合わせください。
ワクチンの種類 | 対象者 | 標準的な接種年齢 | 回数・間隔 | 備考 |
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ロタウイルス |
ロタリックス:6~24週 ロタテック:6~32週 |
生後14週6日まで |
27日以上の間隔で2回 27日以上の間隔で3回 |
経口投与 |
B型肝炎 | 1歳に至るまで | 2~9か月に至るまで |
初回:27日以上開けて2回 追加:第1回目の注射から139日以上開けて1回 |
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Hib | 2~60か月に至るまで | 初回は、2~7か月に至るまで | 初回: 27~56日開けて3回 追加: 初回終了後7~13か月 |
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小児肺炎球菌 | 2~60か月に 至るまで | 初回は、2~7か月に至るまで 追加は、12~15か月に至るまで |
初回: 27日以上開けて3回 追加: 1~1歳3か月で1回 |
初回は1歳まで |
四種混合 (百日せき破傷風ジフテリアポリオ) |
2~90か月に至るまで | 初回は、2~12か月に達するまで | 初回: 20~56日開けて3回 追加: 初回終了後12~18か月 |
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五種混合 (百日せき破傷風ジフテリアポリオヒブ) |
2~90か月に至るまで | 初回は2~7か月に至るまで |
初回:20~56日開けて3回 追加:初回接種後6か月~12か月 |
令和6年4月から |
二種混合 (破傷風ジフテリア) (三種混合2期) |
11歳以上13歳未満 | 11歳以上12歳に至るまで | 1回 | |
BCG | 12か月に 至るまで | 5~8か月に達するまで | 1回 | |
麻しん風しん (1期) |
12~24か月に至るまで | 1歳過ぎたらなるべく早く | 1回 | |
麻しん風しん (2期) |
5歳以上7歳未満で小学校就学の始期に達する日の1年前の日から、当該初期に達する日の前日までの間にある者 | 年長児 4~6月中に接種が望ましい。 |
1回 | |
水痘 | 12~36か月に至るまで | 初回は、12~15か月に至るまで 追加は、初回終了後6~12か月 |
2回 | |
HPV (子宮頚がん予防) |
小6~高1女子 | 中1女子 |
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接種機会を逃した方 | H9年度~H19年度生まれの女性で未接種の方 |
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html
日本脳炎は下記日本脳炎予防接種についてをご参照ください。
接種開始年齢 | Hib | 小児肺炎球菌 |
---|---|---|
7~12か月に至るまで | 初回:27~56日開けて2回 追加:初回終了後7~13か月 |
初回:生後13か月まで27日以上開けて2回 追加:1歳以降に初回から60日以上間隔を開けて1回 |
1~2歳 に至るまで | 1回 | 60日以上開けて2回 |
2~5歳 に至るまで | 1回 | 1回 |
日本脳炎予防接種について
日本脳炎の予防接種後、重い病気にかかった事例があったことをきっかけに、平成17年度から平成21年度まで日本脳炎予防接種のご案内を行いませんでした。その後、新たなワクチンが開発され、通常とおり接種を受けられるようになっています。
平成19年4月1日以前に生まれた20歳未満の方は、特例対象者として、不足分を接種できるようになりました。
日本脳炎予防接種の標準的なスケジュール
1期接種(計3回)
初回:3歳のとき2回(6~28日の間隔をおく)
追加:おおむね1年後に1回
2期接種(1回)
9歳のとき1回 (R3年度の対象の方はワクチンの流通不足により、来年度通知いたします。)
生まれた年ごとの、具体的な影響と対応
平成19年4月1日以前に生まれた20歳未満の方で、日本脳炎の予防接種が不足している方は、下記を参考にして、接種を受けるようにしてください。ただしR3年度はワクチンの流通不足により、上限に近づいている方を優先します。
1期を受け損ねている方は不足分を接種すれば、1期を完了したとします。
1回接種した方 のこり2回(6日以上開けて2回接種)
2回接種した方 のこり1回
全く接種していない方 のこり3回(6~28日開けて2回接種、1年後追加1回)
2期を受け損ねている方
予防接種法では1期完了後、6日以上開ければ2期を接種できることになっています。ただし、医学的には5年程度開けることが望ましいとされています。詳しくは主治医にご相談ください。
町からのご案内がない方で、接種希望の方は子育て推進課(489-9966)にご連絡ください。
更新日:2024年03月19日