ストレスと上手につきあいましょう

更新日:2025年12月12日

ストレスとは

外部からの刺激などによって体の内部に生じる反応のことをストレスといいます。ストレスの原因となる外部の刺激をストレッサーといいます。ストレッサーには「物理的ストレッサー」「化学ストレッサー」「生物的ストレッサー」「心理的・社会的ストレッサー」があります。

ストレッサーの例

人間では特に、「心理的・社会的ストレッサー」による影響が大きいといわれています。

ストレスのサイン

ストレスを生じると、体内ではそれを解消しようと防御反応が働きます。また、同じストレッサーの場合でも、それが「よいストレス」になるか「悪いストレス」になるか、ストレッサーを受け取る人によって異なります。

 

「よいストレス」の場合⇒適応

「悪いストレス」の場合⇒不適応:ストレスのサイン

 

ストレスがたまることで、“こころの面”、“体の面”、“行動の面”で以下のような症状がみられることがあります。

こころの面でのサイン
体の面でのサイン
行動面でのサイン

ストレスコーピング

ストレスに対する行動をコーピングといい、「問題解決型」「情動焦点型」があります。「問題解決型」とは、ストレスの原因となるストレッサーに直接働きかけ、ストレスを対処する方法です。「情動焦点型」とは、ストレッサーそのものに働きかけるのではなく、ストレッサーに対する考え方や感じ方を変化させることでストレスを対処する方法です。

 

自分で対応しきれないストレスに対しては、ひとりで解決しようとせず、周囲の人たちの協力を借りることが大切です。また、普段からストレスを発散できるように、趣味や生きがいとなるものを持つことも大切です。

ストレスと上手につきあうために

ストレスへの対処方法は人それぞれですが、その基本となるのが「3R」です。

 

3R
1.レクリエーション(Recreation)
レクリエーション

旅行、スポーツ、読書、ストレッチなど…

ご自身が好きなこと、楽しめること、わくわくすることを選びましょう。

 

※過剰な飲酒や喫煙、ゲーム、過食によるストレス発散は、体やこころ、人間関係を悪化させてしまうため、適度な範囲で楽しむようにしましょう。

2.レスト(Rest)
レスト

ONとOFFの切り替えをしましょう。十分な睡眠をとることは、身体と心の健康を維持するために大切です。

3.リラックス(Relax)
リラックス

音楽を聴く、映画鑑賞、アロマセラピー、ヨガなど…

ご自身にとって気持ちの良い時間、ゆるまる時間を過ごしましょう。人との交流の機会を持つこともおすすめです。

ストレスと上手につきあうためには、ストレスを正しく理解すること、自分に過剰なストレスがかかっていることに早く気づくこと、そして自分に合うストレス対処法を見つけて実践することが大切です。

ご自身の心の声を大事にし、健康で楽しく笑顔が溢れる日々を過ごしましょう。

ストレスに関する詳しい情報

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