新型コロナウイルス感染症予防接種について

更新日:2025年10月01日

10月から接種が開始されます。

定期接種は感染したときに重症化しやすい高齢の方を対象に、新型コロナウイルス感染症のまん延及び重症化予防を目的として実施しています。

なお、この予防接種に接種を受ける努力義務はありません。接種を受ける前に、接種によって得られる効果と副反応などのリスクをご理解いただいたうえで、ご本人の意思に基づき接種の判断をしてください。

【国】新型コロナワクチン定期接種リーフレット(令和7年10月版)(PDFファイル:1.9MB)

対象者

 

紀美野町に住民登録があり、接種日の年齢が下記の1または2に該当する方。

確認のため、接種の際は、健康保険証や運転免許証をご持参ください。

  1. 満65歳以上の方
  2. 60歳から64歳で一定の心臓、腎臓又は呼吸器の機能障害、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害があり、身体障害者手帳1級を有する方、もしくは同等の障害を有すると判断できる方。該当するかどうかはかかりつけの医師にご相談ください。
  • 上記1及び2の対象者以外の方も、全額自己負担による任意接種は可能です。

接種期間

令和7年10月1日(水曜日)~令和8年3月31日(火曜日)

  • インフルエンザワクチン定期接種の期間とは異なりますので、ご注意ください。
  • 定期接種の対象者でも、実施期間以外に接種した場合は任意接種となります。

接種回数

1回(2回目以降は全額自己負担になります。)

自己負担金

4,500円

生活保護受給中の方は、無料券を発行しますので、保健福祉課に申し込んでください。

実施医療機関

県内協力医療機関

  • 海南海草地域内で接種される場合は、下記一覧表の医療機関に直接予約してください。(個別通知は行っておりません。)
  • 海南海草地域以外で接種される場合は、紀美野町の予診票が必要です。氏名・住所・生年月日・接種される医療機関名を保健福祉課までご連絡ください。
  • 一部実施していない医療機関があります。詳細は保健福祉課までお問い合わせください。
  • 入所や入院により県外での接種をご希望の場合は、「定期予防接種依頼書発行申請書」が必要になりますので、保健福祉課までご連絡ください。

     海南海草地域内_新型コロナワクチン_医療機関一覧表(PDFファイル:142.1KB)

使用するワクチン

国が定めた、JN.1系統株に対応する新型コロナワクチン

使用するワクチンは医療機関によって異なりますのでご希望のワクチンがある場合は、接種前に医療機関へお問い合わせください。

 

各社取り扱いワクチン

 

【mRNAワクチンについて】
mRNAワクチンは、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なたんぱく質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだワクチンです。
mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、細胞内でスパイクタンパク質が産生され、そのスパイクタンパク質に対する抗体が作られることで免疫が誘導され予防ができると考えられています。

【次世代mRNAワクチンについて】
次世代mRNAワクチン(レプリコンワクチン)は、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質及びレプリカーゼ(mRNAを複製する酵素)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだワクチンです。
mRNA(レプリコン)がヒトの細胞内で取り込まれると、レプリカーゼ(酵素)の働きによりmRNAが一定期間複製し、持続的にスパイクタンパク質が産生され、そのスパイクタンパク質に対する抗体が作られることで免疫が誘導され、長期間に渡る予防ができると考えられています。
(注)無限にウイルスのタンパク質が作られることはありません。

【組換えタンパクワクチンについて】
組換えタンパクワクチンは、新型コロナウイルスの表面にあるスパイクタンパク質の遺伝子をもとに作られた組換えタンパク質を有効成分とするワクチンです。免疫の活性化を促進するためにアジュバントが添加されています。
組換えスパイクタンパク質がヒトの細胞に取り込まれると、スパイクタンパク質に対する抗体が作られることで免疫が誘導され予防ができると考えられています。

接種後の副反応

接種部位の痛みや倦怠感、頭痛、発熱など、様々な症状が確認されていますが、ほとんどが軽度又は中度であり、安全性に重大な懸念はありません。ほとんどが軽度又は中度であり、接種後数日以内に回復しています。

まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生したことが報告されています。もし、アナフィラキシーが起きたときには、医療機関ですぐに治療を行うことになります。また、mRNAワクチンでは、頻度としてはごくまれですが、心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。心筋炎や心膜炎の典型的な症状としては、ワクチン接種後4日程度の間に、胸の痛みや息切れがでることが想定されます。こうした症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診してください。

接種後に副反応と思われる症状が出てお困りの場合は、まず接種医またはかかりつけ医へご相談ください。なお意識障害や呼吸困難等の重篤な症状の場合は救急車を要請してください。

各ワクチンの主な副反応

ワクチンの種類 発現割合別症状
50%以上 10〜50% 1〜10%
ファイザー社
【コミナティ筋注】
〈mRNAワクチン〉
接種部位の痛み、疲労、頭痛 筋肉痛、悪寒、関節痛、発熱、下痢、接種部位の腫れ 接種部位の赤み、リンパ節の腫れや痛み、嘔吐、疼痛
モデルナ社
【スパイクバックス筋注】
〈mRNAワクチン〉
接種部位の痛み、疲労、頭痛 筋肉痛、悪寒、関節痛、吐き気・嘔吐、リンパ節の腫れや痛み、発熱、接種部位の腫れ・しこり・赤み 接種後7日以降の接種部位の痛み・腫れ・赤み等
武田薬品工業社(ノババックス)
【ヌバキソビット筋注】
〈組換えタンパクワクチン〉
接種部位の痛み、疲労、筋肉痛、頭痛 倦怠感、関節痛、吐き気・嘔吐 接種部位の腫れ・しこり・赤み、発熱、四肢痛
第一三共社
【ダイチロナ筋注】
〈mRNAワクチン〉
接種部位の痛み、倦怠感 接種部位の熱感・腫れ・赤み・かゆみ・しこり、頭痛、発熱、筋肉痛 接種後7日以降の接種部位の赤み・腫れ・かゆみ・熱感・しこり・痛み、リンパ節の腫れや痛み、発疹、腋の痛み
MeijiSeikaファルマ社
【コスタイベ筋注】
〈mRNAワクチン(レプリコンワクチン)〉
接種部位の痛み 倦怠感、頭痛、悪寒、発熱、筋肉痛、関節痛、めまい、接種部位の腫れ・しこり・赤み 接種部位のかゆみ、下痢、吐き気・嘔吐

(注)各社のワクチン添付文書より厚生労働省作成の資料より抜粋

健康被害救済制度

予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になった場合や生活に支障がでるような障害を残すなどの健康被害が生じた場合は、国から給付金を受けられる場合があります。

新型コロナワクチンについて

新型コロナワクチンに関する情報(有効性・安全性、Q&A等)等については、こちらをご覧ください。

国の検討状況について

新型コロナウイルス感染症予防接種については、国の審議会で検討、決定されています。

詳細については、こちらをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉課
〒640-1121
和歌山県海草郡紀美野町下佐々1408番地4
電話:073-489-9960 ファックス:073-489-6655
メールフォームによるお問い合せ