きみの地域づくり学校第2回が開催されました
6月28日(土曜日)に令和7年度「きみの地域づくり学校」座学編第2回が開催されました。受講生44名(紀美野町民6名、民間企業等10名、地域おこし協力隊5名、行政職員 5名、大学生18名)、関係者含め66名の参加がありました。
座学編第2回【食産業の新たな可能性と起業】
第4講 「農・食・観光業の変容、グリーン産業化の兆候を捉える」
講師:株式会社辻料理教育研究所 教育事業部 担当部長 尾藤 環 氏
講義内容
国際社会では、食の「美味しさ」の側面だけではなく、倫理観や持続可能性が重要視されるようになってきていることをお話しいただきました。また、コロナを経た日本社会の変化の兆しを踏まえ、「Well-being」や、宗教ではなく精神的な豊かさを求める「SBNR」等のキーワードをご紹介いただきました。
受講生の感想(抜粋)
・自身の脳みそをアップデートしなければ、時代に取り残される危機感も感じた(民間企業等)
・農村地域の観光に関わる立場なので、テロワールや日本の食文化への理解をさらに深めていきたいと思います(協力隊)
・SBNRのことを知らなかったけど、終活でワークライフバランスを求めたり、趣味や余暇時間の充実に向けて生活していることに気づきました(大学生)
第5講「『ジブンの強み×地域の資源』で起業する」
講師:公益財団法人わかやま産業振興財団 地域課題解決型起業支援チーム
マネージャー 岡 京子 氏
講義内容
和歌山県内で190人以上の起業家を輩出されてこられた「わかやま地域課題解決型起業支援事業」の取り組み内容のご紹介の後、海外の起業支援エコシステムや、国内外の地域の事例から、紀美野町に活かせるヒントを多数いただきました。また、講義後半では、自分の“つくる力”を探るワークとして、受講生らがペアワークを通じて、何ができるか想像を膨らませていました。
受講生の感想(抜粋)
・起業エコシステムは農業分野においても重要であると思います。農業人口が減少するなかで、農家を育てるということは地域にとって大変重要であると思います。(民間企業等)
・地域づくりに必要な「つくり人」「つながる人」「語る人」になれるようにしたい(協力隊)
・ワークでは隣の方とお話しながらアイデアを出せて楽しかった(大学生)
第6講 「紀美野町移住・創業物語」
講師:きみのたから 焙煎体験カフェきたの 尾上 泰江 氏
(きみの地域づくり学校第1期修了生)
講義内容
なぜ紀美野町へ移住をされたのか、どうしてカフェを開業されたのか、そして、どのように移住や起業を進めて来られたのかについて丁寧にお話しいただきました。尾上講師の価値観にも触れることができ、多くの受講生(特に学生)に響いている様子が見受けられました。
受講生の感想(抜粋)
・移住者として、起業人としてより身近で生の感想、苦労を聞けてとてもよかったです!(協力隊)
・自分のやりたいことに正直になり、常識にはあまりとらわれず、やりたい事を言葉にし、つき進んでいけばあまり後悔の残らない人生になりそうだなと、体験談を通して感じました(大学生)
・移住されてから(カフェを)始めたというお話を聞いて自分のやりたいことを始めるのに遅いなんてことはないんだと感じました(大学生)
講義間の休憩中には、尾上講師によるアイスコーヒーの振る舞いもありました。
お問い合わせ先
きみの地域づくり学校運営協議会事務局
和歌山県海草郡紀美野町神野市場226番地1
紀美野町役場美里支所まちづくり課内
電話:073-495-3462
ファックス:073-495-3334
メール:support@kimino-cds.org
この記事に関するお問い合わせ先
まちづくり課
〒640-1243
和歌山県海草郡紀美野町神野市場226番地1
電話:073-495-3462 ファックス:073-495-3334
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更新日:2025年07月01日