きみの地域づくり学校第3回が開催されました
7月26日(土曜日)に令和7年度「きみの地域づくり学校」座学編第3回が開催されました。受講生37名(紀美野町民1名、民間企業等7名、地域おこし協力隊5名、行政職員 8名、大学生16名)、関係者含め65名の参加がありました。
座学編第3回【地域資源を活用した農業の新たな展開】
第7講「農業・農村を取り巻く環境変化と農山漁村発イノベーション」
講師:和歌山大学 経済学部 教授 岸上 光克 氏
講義内容
農業構造や農村の変化についてデータを用いて実態を確認するとともに、昨年5月の「食料・農業・農村基本法」の改正内容を中心に、農業・農村の政策の変遷を振り返っていただきました。また、6次産業化や農商工連携などの課題を踏まえつつ、「農山漁村発イノベーション」の説明をいただきました。
受講生の感想(抜粋)
・環境変化に敏感になりながら、地域づくりに関わっていくことが大事だなと考えさせられました(民間企業等)
・農村環境の整備の後に経済活動にどうつなげられるかということまで考えていくのが大事だと思いました(行政職員)
・農業の危機的状況は危機を超え、崩壊に向かっていると学びました(大学生)
第8講「道の駅を核とした地域資源の活かし方」
講師:株式会社南山城 代表取締役 森本 健次 氏
(道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」駅長)
講義内容
お茶の一点突破や地域内外との連携など、「地域商社」として地域資源を地域外へと売り込み、全国ランキング1位にも輝いた道の駅の運営実態についてご講義いただきました。また、役場職員から「腹をくくり」道の駅の運営へと至った経緯などもお話ししてくださいました。
受講生の感想(抜粋)
・「村に必要なことを村の人が取り組み、それによって村の人が利益を享受する」という考え方は秋津野ガルテンの取り組みとも似たビジョンを感じ、これからの「道の駅」の地域拠点化を進めるうえで非常に重要な考え方であると勉強になりました(民間企業等)
・外からふってきたアイデアに乗っかるだけではなく、「考え方をつくる」ということが、愛される道の駅(場所・コミュニティ)をつくるうえでとても重要だと思った(大学生)
・生きがいとして「道の駅」があることにより、交流の場がうまれ、絆が生まれるというところにも印象をうけ、すばらしい取り組みだなと感じた(大学生)
第9講「紀美野町での果樹農業の実践、人生100年時代の農業を見据えて」
講師:南果樹園 園主 南 秀和 氏
講義内容
4haの園地で果樹農業の周年出荷をされておられる南講師から、紀美野町が全国有数の産地である「ぶどう山椒」に絞り、生産の様子や加工業者との連携などについてご講義いただきました。また、苗木や実、連携により生まれた山椒のわらび餅などを持参いただき、現物を見られる機会もいただきました。
受講生の感想(抜粋)
・土地にあわせた農業が周年出荷につながったお話や、自給自足に必要な面積収量など地域づくりの基礎となるデータを聴講でき楽しかった(民間企業等)
・実際に農業をされている方の話を聞く機会はあまりないので、普段行う業務で出している補助金の意味や効果を感じることができました(行政職員)
・農業経営の現状をぶどう山椒やみかんの話などをたくさんの写真と共に教えてくださり、ノウハウであったり、こだわり、ポイントを知れ、新規就農への興味関心がグッと高まりました(大学生)
フィールドワーク【7月27日(日曜日)午前中】
今年度より新たに実施する「フィールドワーク」の初回は、受講生のうち希望者3人が参加し、「まちづくり応援団 team2020」を訪問しました。スタッフとして同行しながら、貴志川でのリバートレッキングのプログラムの様子を見学いただきました。
また、代表の前𡶡氏より、団体の活動内容やメンバー紹介、持続的なまちづくり団体をめざしておられること、紀美野でのアクティビティの展開の課題と可能性など、事業化のヒントとなるお話しをいただきました。
打ち合わせ
受付補助
リバートレッキング同行
team2020代表の前𡶡氏
前𡶡氏によるレクチャー
お問い合わせ先
きみの地域づくり学校運営協議会事務局
和歌山県海草郡紀美野町神野市場226番地1
紀美野町役場美里支所まちづくり課内
電話:073-495-3462
ファックス:073-495-3334
メール:support@kimino-cds.org
この記事に関するお問い合わせ先
まちづくり課
〒640-1243
和歌山県海草郡紀美野町神野市場226番地1
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更新日:2025年08月01日