きみの地域づくり学校第4回が開催されました
8月30日(土曜日)に令和7年度「きみの地域づくり学校」座学編第4回が開催されました。受講生26名(紀美野町民3名、民間企業等5名、地域おこし協力隊5名、行政職員4名、大学生9名)、関係者含め49名の参加がありました。
座学編第4回【地域づくりに必要な人材育成】
第10講「地域が求める『連携力重視型人材』」
講師:追手門学院大学 地域創造学部 教授 牧野 光朗 氏
(前長野県飯田市長)
講義内容
地域を「愛」し、「理解」して、地域に「貢献」する人材を育む「地域人教育」や、地域の将来を担う産業人材の育成(「マイスター・ハイスクール」)といった高校での人材育成の必要性と事例をご紹介いただきました。また、講義後半は地域外の専門人材誘致をテーマにワークショップを行いました。
受講生の感想(抜粋)
・地域の人を巻き込む人材(人たらし)が実はキーマンとなる事が目から鱗でした(民間企業等)
・持続的な地域づくりに必要な事は学生の時から地域の事を良く知り、関わりを持つ事で愛着を持つ事が大事だと良くわかりました(協力隊)
・これから地域と関わっていく際は、「自分にはできない」と地域の可能性を潰すのではなく、足りない部分は他者と協働して地域に貢献していきたいと思えました(大学生)
第11講「地域の課題解決と人材育成」
講師:株式会社パソナグループ NATUREVERSE総本部
ゼネラルディレクター 日下 もえぎ 氏
講義内容
前半では、世界から観光客を呼び込む「ニジゲンノモリ」を中心とした淡路島での地域創生への取り組みをご紹介いただきました。後半では、地域創生におけるマーケティングの考え方と、地方に不足する地方創生マーケターの育成に向けた専門職大学院の構想についてご紹介いただきました。
受講生の感想(抜粋)
・「この野菜をつくってください」、「ここで足りてないから、あまってるからもっと売って、使って」、「来る人増えてるから宿つくって」など、大きく見てコーディネートする人が必要という話、とてもよく分かりました(行政職員)
・観光開発が(地域内経済循環だけではなく)、施設のオープンによる雇用の創造という点でも地域に関わっていると分かった(大学生)
・“地方において足りないものは「商品」ではなく「顧客視点」”のご指摘は、文字とおり私の心に刺さった(大学院生)
第12講「DX 化が生んだグローバルな製造業務 と CSR 活動を軸とした他機関との連携」
講師:アンフィ合同会社 代表 佐々木 彰央 氏
講義内容
紀美野町で3Dプリンターを活用して博物館等への展示用の模型を製作する事業を立ち上げられた経緯や、現在進めておられるDX(デジタルトランスフォーメーション)、地域団体との連携や住民が参加できるイベント開催のようなCSRを意識した取り組み等についてお話しいただきました。
受講生の感想(抜粋)
・地方において、全国とかかわり、収益を得る仕事について良く分かった(行政職員)
・専門性を持った人材が、強みを存分に発揮して、思い思いに仕事に取り組むことができる環境は良い人材教育の場であると感じました(大学生)
・自分の専門性を活かして、楽しそうに仕事している姿がとても伝わってきた(大学生)
交流会【校長主催ネットワーキング会】
3講義終了後には、きみの地域づくり学校の藤田 武弘 校長(追手門学院大学地域創造学部長)主催により、受講生や講師、町内の関係者等が世代や立場を超えてつながるネットワーキング会が開催されました。参加者らは講義の理解を深めたり、進路やこれからの地域との関わり方を考えたりと、思い思いの交流を楽しまれていました。
お問い合わせ先
きみの地域づくり学校運営協議会事務局
和歌山県海草郡紀美野町神野市場226番地1
紀美野町役場美里支所まちづくり課内
電話:073-495-3462
ファックス:073-495-3334
メール:support@kimino-cds.org
この記事に関するお問い合わせ先
まちづくり課
〒640-1243
和歌山県海草郡紀美野町神野市場226番地1
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更新日:2025年09月02日