きみの地域づくり学校第5回が開催されました
9月27日(土曜日)に令和7年度「きみの地域づくり学校」座学編第5回が開催されました。受講生31名(紀美野町民3名、民間企業等9名、地域おこし協力隊4名、行政職員4名、大学生11名)、関係者含め計47名の参加がありました。
座学編第5回【関係人口と農村移住】
第13講「田園回帰時代の農山村再生」
講師:法政大学 教授 図司 直也 氏
講義内容
過疎化が進む農山村において、社会や価値観の変化もあり、若者を中心に地域づくりへの関わり方が変化していることのお話しがありました。また、地域再生の実践として、住民でプランを作成し、地域自治に取り組む事例や、移住者や地元若手による小商いが広がる地域の事例を紹介いただきました。
受講生の感想(抜粋)
・先進事例の成り立ちはパっと見偶然の産物のように捉えてしまいがちですが、(中略)交流や関係つないでおくことの大切さを再認識した次第です(民間企業等)
・どのように挑戦、起業を志す方が増えるような環境を形成していくのか参考になりました(協力隊)
・「人口は減っていても人材はある」この言葉にすごく重みというか深みを感じました(大学生)
第14講「農村移住の推進と関係人口」
講師:和歌山大学 特任教員 阪井 加寿子
講義内容
都市部から農村への移住の現状を確認した後に、国、和歌山県、市町村における過疎対策や農村移住の施策や中間支援機能について紹介がありました。また、紀美野町への移住者の創業実態や地域おこし協力隊や関係人口との地域づくり等、様々な側面から移住の動きを捉え直すご講義をいただきました。
受講生の感想(抜粋)
・紀美野町や那智勝浦町の移住者の実態や、自治体の移住者拡大の取り組みが良く分かりました(民間企業等)
・(二地域居住に関して)、今後行政の立場でどのような点に注意しながら、住民の方、移住者の方がうまく関係を構築する支援をできるかを考えていきたいと思いました(行政職員)
・地域おこし協力隊に興味があるので、実態調査を知ることができて面白かったです(大学生)
第15講「農山村移住と複業」
講師:Kimino-Labo 代表 中野 卓 氏
講義内容
紀美野町への移住後、国吉地域で取り組まれてこられたスポーツを通じたまちづくり活動の色々な取り組みや、紀美野を拠点としながら都市部と行き来をして、いくつもの仕事を組み合わせた「複業」での暮らしのリアルな様子についてご講義いただきました。
受講生の感想(抜粋)
・移住してくださった方の活動は知らないだけでバラエティに富んでいるのだと思いました(町民)
・地域の「複業」について経験談を聞くことが出来て良かったです(協力隊)
・「好きなことを仕事の一部にできる」という利点について、他の仕事があるからこそ好きなことに挑戦できるのだと思います(大学生)
フィールドワーク【9月28日(日曜日)午前中】
今年度2回目のフィールドワークでは、希望者4名が、生石高原の麓に広がる「中田の棚田」の再生に取り組む「小川地域棚田振興協議会」を訪問しました。
まず、現地見学として、案内をいただきながら、稲架掛け直後の棚田や、棚田周辺にあるハゼやカヤ、シュロといった紀美野町の特用林産物等、現地を見て、触れて体感できる貴重な機会となりました。
見学後は、活動や稲作(農業)について、様々な角度からの質疑応答や意見交換が交わされ、非常に有意義な時間となりました。
お問い合わせ先
きみの地域づくり学校運営協議会事務局
和歌山県海草郡紀美野町神野市場226番地1
紀美野町役場美里支所まちづくり課内
電話:073-495-3462
ファックス:073-495-3334
メール:support@kimino-cds.org
この記事に関するお問い合わせ先
まちづくり課
〒640-1243
和歌山県海草郡紀美野町神野市場226番地1
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更新日:2025年10月02日