猛毒キノコ「カエンタケ」を含む毒キノコにご注意ください!

更新日:2022年08月23日

近年、全国の公園緑地で「カエンタケ」の自生が確認されています。また「カエンタケ」は、現在拡大しているナラ枯れ被害木の近くで発生することも確認されています。現在のところ紀美野町内で確認された報告はありませんが、「カエンタケ」の毒性は非常に強く、食べた場合死に至る可能性があります。また、触れるだけで皮膚の炎症をひき起こしますので、もし発見しても絶対に触れないでください!

カエンタケ

カエンタケの生態データ表
色形

表面はオレンジ色から赤色、細長い円柱状または棒状で、土から手の指が出ているように群生または単生する。中は白く、硬い。

発生時期 夏から秋
発生場所 ブナ、コナラなどナラ類などの広葉樹林の地上に群生して発生する。
毒性成分

トリコテセン類: 毒性は強く、食べても、触っても毒である。 死亡例あり。

症状

食後30分から、発熱、悪寒、嘔吐、下痢、腹痛、手足の痺れ等の症状を起こす。2日後に、消化器不全、小脳萎縮による運動障害など脳神経障害により死に至ることもある。

 

 


毒キノコを食用のキノコと誤って食べて食中毒になる事例が確認されています!

毎年、毒キノコを原因とする食中毒が発生しています。食中毒事案のほぼ9割は、秋(9月から11月)に集中し、食用キノコと外見がよく似た毒キノコを間違って食べることが主な原因とされています。食用と確実に判断できないキノコは「絶対に採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」ようにしましょう。万が一、野生のキノコを食べて体調に異常を感じたら、直ちに病院を受診してください。

毒キノコにご注意を!(PDFファイル:784.5KB)