農作業中の熱中症対策について
農作業中の熱中症による死亡者は、最高気温30度を超える日が多い7月、8月だけでなく、比較的農作業がしやすい4、5月においてもビニールハウス内等で熱中症による死亡事故が発生しております。
夏の農作業で心がけること
1.日中の気温の高い時間帯を外して作業を行いましょう
特に70歳以上の方は、のどの渇きや気温の上昇を感じづらくなるので、高温時の作業は極力避けましょう
2.作業前・作業中の水分補給、こまめな休憩をとりましょう
のどが乾いていなくても20分おきに休憩し、毎回コップ1~2杯以上を目安に水分補給しましょう
足がつったり、筋肉がピクピクする症状がみられたら、0.1~0.2%程度の食塩水(1リットルの水に1~2グラムの食塩)、スポーツ飲料、塩分補給用タブレットを摂取しましょう
(注釈)市販品を摂取する際は、必ず成分表示をチェックし、適切な量を摂取してください。
休憩時は、日陰等の涼しい場所で休憩し、作業着を脱ぎ、手足を露出して体温を下げましょう
3.熱中症予防グッズを活用しましょう
屋外では帽子、吸汗速乾性素材の衣服、屋内では送風機やスポットクーラーなどを活用しましょう
4.単独作業を避けましょう
作業は2人以上で行うか、時間を決めて水分・塩分補給の声かけを行うなど、定期的に異常がないか確認し合うようにしましょう
5.高温多湿の環境を避けましょう
暑さ指数(WBGT)計、温度計、湿度計で、作業環境を確認しましょう。
作業場所には、日よけを設ける等できるだけ日陰で作業をするようにしましょう
特にビニールハウス等の施設内は風通しが悪く、早い時期、早い時間から暑さ指数(WBGT)が高くなるため、風通しを良くしたり断熱材を活用しましょう
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更新日:2023年07月28日