農作業中の熱中症対策について

更新日:2023年07月28日

農作業中の熱中症による死亡者は、最高気温30度を超える日が多い7月、8月だけでなく、
比較的農作業がしやすい4、5月においてもビニールハウス内等で熱中症による死亡事故が発生しております。

夏の農作業で心がけること

1.日中の気温の高い時間帯を外して作業を行いましょう
特に70歳以上の方は、のどの渇きや気温の上昇を感じづらくなるので、高温時の作業は極力避けましょう

2.作業前・作業中の水分補給、こまめな休憩をとりましょう
のどが乾いていなくても20分おきに休憩し、毎回コップ1~2杯以上を目安に水分補給しましょう
足がつったり、筋肉がピクピクする症状がみられたら、0.1~0.2%程度の食塩水(1リットルの水に1~2グラムの食塩)、スポーツ飲料、塩分補給用タブレットを摂取しましょう
(注釈)市販品を摂取する際は、必ず成分表示をチェックし、適切な量を摂取してください。
休憩時は、日陰等の涼しい場所で休憩し、作業着を脱ぎ、手足を露出して体温を下げましょう


3.熱中症予防グッズを活用しましょう
屋外では帽子、吸汗速乾性素材の衣服、屋内では送風機やスポットクーラーなどを活用しましょう


4.単独作業を避けましょう
作業は2人以上で行うか、時間を決めて水分・塩分補給の声かけを行うなど、定期的に異常がないか確認し合うようにしましょう


5.高温多湿の環境を避けましょう
暑さ指数(WBGT)計、温度計、湿度計で、作業環境を確認しましょう。
作業場所には、日よけを設ける等できるだけ日陰で作業をするようにしましょう
特にビニールハウス等の施設内は風通しが悪く、早い時期、早い時間から暑さ指数(WBGT)が高くなるため、風通しを良くしたり断熱材を活用しましょう

参考情報

•熱中症対策を含む農作業安全対策全般について
農林水産省ホームページ「農作業安全対策」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/index.html#necchuushou


•熱中症予防グッズについて
農林水産省ホームページ「作業安全対策に関するカタログ」
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/sagyou_anzen/catalog.html

農作業ウェア|全国農業機械商業協同組合連合会 (zennouki.org)


•熱中症全般について
環境省ホームページ「熱中症予防情報サイト」
https://www.wbgt.env.go.jp/


•農業法人等で雇った人の熱中症予防や地域の高齢者等に対する熱中症対策の事例等について
厚生労働省ホームページ「熱中症関連情報」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/


•気温に関する予測情報などについて
気象庁ホームページ「熱中症から身を守るために」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/netsu.html

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