町内でクビアカツヤカミキリの生息が確認されました
令和7年7月4日にクビアカツヤカミキリが確認されたスモモの木は、公衆用道路の敷地内であったため、町において伐採・殺虫・焼却処分しています。
令和7年6月30日に町内でクビアカツヤカミキリの生息が確認されました。発見されたのはスモモの木で4cm程度の成虫4匹が捕獲されました。
クビアカツヤカミキリは、モモ、ウメ、サクラなどのバラ科樹木を食害する害虫であり、2018年に特定外来生物に指定され、飼養・運搬・販売・譲渡・野外に放つことなどが禁止されています。県内でも生息範囲が拡大しており、これまでにモモ、ウメ、サクラなどにおいて被害が確認されています。
【成虫】
・体長は2.5~4cm程度で、全体に光沢のある黒色をしており、胸部が赤く突起状になっているのが特徴です。
・例年、6月下旬から8月上旬に樹から羽化脱出し、雌は交尾後モモやサクラなどの幹や太い枝の粗皮の裂け目などに、乳白色の卵を産みます。
【幼虫】
・乳白色のイモムシ状で、ふ化した後に樹の中で2年かけて成長し、3年目の初夏に蛹となります。
・若齢の時は樹皮下を、その後成長に従い、形成層、木部へと食い進んでいきます。
・モモ、ウメ、サクラのほか、ハナモモ、スモモ、アンズ等も食害します。
【フラス】
幼虫の活動期は4月から10月頃までで、この期間の幼虫は、「フラス」と呼ばれる食べた木屑と糞が混ざったものを、幹や枝に開けた孔(排糞孔)から盛んに排出します。
在来のカミキリムシやコスカシバ、ケアリ類もフラスを排出しますが、クビアカツヤカミキリのフラスは木屑が多く、大量で、排出直後は棒状やかりんとう状につながっていることが多いのが特徴です。
クビアカツヤカミキリの早期発見にご協力お願いします
もも・すもも・うめ・さくらの樹をよく見回り、フラスまたは成虫を発見したら海草振興局農業水産振興課(441-3382)または紀美野町役場産業課(489-2430)に連絡してください。
更新日:2025年07月04日