薪ストーブや暖炉による火災が発生しています!

更新日:2023年01月16日

  近年、薪ストーブや暖炉を使用する家庭や店舗などが増えています。それに伴い、薪ストーブや暖炉が原因の火災も発生しています。

  薪ストーブや暖炉を設置または使用する場合は、使用方法や設置状況を確認して、安全に使用しましょう。

低温炭化・煙道火災

 

環境省 「木質バイオマスストーブ 環境ガイドブック」 より引用 

設置時の注意事項

本体設置時の注意点

  薪ストーブを設置する場合は、可燃物に対して前方と上方は1.5m以上、側方と後方は1m以上の距離をとる必要があります。(不燃材料等で遮熱する場合はこの限りではありません。)

ストーブ本体からの離隔距離

煙突を設置する時の注意点

  壁等の貫通部は木材等の可燃物から15cm以上離すか、厚さ10cm以上の不燃材料(めがね石など)で煙突を覆う必要があります。

  また、煙突の高さにも決まりがありますので、注意してください。

煙突の周囲

煙突貫通部

煙突の高さ

使用時の注意事項

薪ストーブや暖炉などの周囲に燃えやすいものを置かない

  毛布や紙類などに火が燃え移ってしまう危険性もありますので、薪ストーブや暖炉の近くに燃えやすいものを置かないようにしましょう。また、洗濯物を乾かすことも火災の原因になりますので、近くに干すことはやめましょう。

不燃材料製のたき殻受けを設置しましょう

  たき殻等の火種が落ちた場合の受け皿として、不燃材料製のたき殻受けを設置してください。

たき殻や灰の処理を正しく行いましょう

  たき殻や灰の中には火種が残っている場合があり、数時間経過した後で周囲の可燃物に着火する危険性があります。

  直接ごみ箱などに捨てたりせず、完全に消火したことを確認してから、蓋のある不燃性の取灰入れに入れて処理してください。

煙道火災を予防しましょう

  煙道内にタールが溜まると火災(煙道火災)が発生する危険性があります。こまめに煙道内を掃除してください。

 

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紀美野町消防本部 予防課
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