住宅用火災警報器の設置について
住宅用火災警報器とは?

火災が発生したときは、目で煙や炎をみたり、鼻で焦げ臭いニオイを感じたり、耳でパチパチという音を感じたり・・・と五感によって気づくことがほとんどだと思います。しかし、それだけでは、就寝中や仕切られた部屋などで物事に集中している時などには、火災に気づくのが遅れてしまいます。
そこで、家庭内での火災の発生をいち早く感知し、知らせてくれるのが、住宅用火災警報器です。
住宅用火災警報器は、火災により発生する煙を感知し、音や音声により警報を発して火災の発生を知らせてくれる機器です。通常は、感知部と警報部が一つの機器の内部に包含されていますので、機器本体を天井や壁に設置するだけで機能を発揮します。
住宅用火災警報器の設置場所は?

住宅用火災警報器は、基本的には寝室と寝室がある階の階段上部(1階の階段は除く。)に設置することが必要です。
また、住宅の階数等によっては、その他のか所(階段)にも必要になる場合があります。
何で寝室に設置する必要があるの?
近年の住宅火災による死者の発生状況を経過別に見ると、逃げ遅れが最も多く、過半数を占めています。
また、死者の発生状況を時間帯別にみると、火災件数は起きている時間帯が多い一方で、火災死者数は就寝時間帯の方が多くなっています。
つまり、就寝時間帯が、昼間に比べて人命の観点で危険性が高いと言えます。
このため、必要最小限で効果の高いと考えられる場所として、寝室に設置することとされました。
また、寝室が2階にある場合などでは、階段室にも設置することとされています。これは、階段室が火災による煙の集まりやすい場所であるとともに、2階などで就寝している方等にとっては、ほとんどの場合唯一の避難経路となるからです。
お手入れしてますか?

住宅用火災警報器は、電子部品の寿命(本体の寿命はおおむね10年)や電池切れなどで、火災を感知しなくなることがあり、とても危険です。
また、電池切れ警報や誤発報などにより、設置していた住宅用火災警報器を取り外してしまうなどの事例も報告されています。作動点検するのも、警報音を止めるのも、ボタンを押すだけです。定期的に、住宅用火災警報器が鳴るかどうか、点検しましょう。
どこで買えるの?

お近くのホームセンターや電気店などで購入できます。
(注)日本消防検定協会の合格表示のついた住宅用火災警報器を設置しましょう。
合格の表示とは?
国の定める技術上の規格に適合し、その規格に適合する製品には「合格表示」がされています。
悪質な訪問販売に注意してください!

必要な性能を満たしていない製品を高価な値段で販売する。また、消防署職員のふりをして販売するなどが予想されますが、消防職員が販売することはありませんのでご注意ください。
価格は、機能によりさまざまですが、現在は3,000円程度から5,000円程度で販売されています。
この記事に関するお問い合わせ先
紀美野町消防本部 予防課
〒640-1121
和歌山県海草郡紀美野町下佐々1609番地2
電話:073-489-6303 ファックス:073-489-2111
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更新日:2023年11月14日