防災の心得
災害はいつ襲ってくるかわかりません。被害を最小限に食い止めるためには、日頃の準備が大切です。月に1回程度、家族そろって防災会議を開き、災害から身を守る方法を話し合っておきましょう。ここでは、地震と風水害(台風等)について、家庭でできる対策のポイントを紹介します。
地震編
家の中の安全対策
- 家の中に逃げ場としての安全な空間をつくる。
- 家具は人の出入りが少ない部屋に、できるだけまとめて置く。
- 寝室、こどもやお年寄りのいる部屋には家具を置かない。
- 家具と壁の間に遊びの部分があると倒れやすい。家具の下に小さな板などを差し込んで、バランスをとりながら壁に寄りかかるよう固定する。
- 玄関などの出入口までの通路に、家具など倒れやすい物を置かない。また、玄関にいろいろ物を置くと、いざというときに、出入り口をふさいでしまう。
- 家具は畳の上より板の間に置くほうが倒れにくい。
- 食器棚は金具で固定し、ガラスには飛散防止フィルムをはる。重い食器は下に、軽い食器は上の方に置く。
![部屋で男性が布団で寝ていると地震が発生し、箪笥やテレビなどが倒れそうになって男性が慌てているようすが描かれたイラスト。](http://www.town.kimino.wakayama.jp/material/images/group/2/00992633.jpg)
家の周囲の安全対策
- 窓ガラスには飛散防止フィルムをはる。
- ブロック塀・門柱で土中にしっかりとした基礎部分がないもの、鉄筋が入っていないものは危険なので補強する。ひび割れや鉄筋のさびも修理する。
- 不安定な屋根のアンテナや、屋根瓦は補強しておく。
- ベランダの植木鉢などは整理整頓をし、落ちる危険がある場所には何も置かない。
- プロパンガスボンベは鎖でしっかり固定しておく。
![地震が発生し、窓ガラスや戸棚のガラスが割れて飛散しているのを女性が怖がっているようすのイラスト。](http://www.town.kimino.wakayama.jp/material/images/group/2/09820682.jpg)
非常持出し品の用意
- いざというときに備えて、家庭と職場に非常持ち出し袋を常備しよう。
- 非常持ち出し袋の中に入れるもの。
携帯ラジオ、懐中電灯、予備電池、ヘルメット(防災ずきん)、非常用食料(缶詰、カップ麺、アルファ米、乾パンなどの日持ちがするもの)、水(1人1日3リットル)、衣類、毛布、タオル、軍手、マスク、乾電池式充電器、生活用品(トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ライター、ロウソク、カセットコンロなど)、救急薬品、常備薬、通帳類、証書類、印鑑、現金等
食料や水はすくなくとも3日分は用意する。 - 非常持ち出し袋の重さの目安は、男性で15キロ、女性で10キロ程度。
![地震発生時の非常持ち出し品のイラスト。非常持ち出し袋に水、救急箱、ヘルメット、ラジオ、食料など。](http://www.town.kimino.wakayama.jp/material/images/group/2/15610009.jpg)
台風・風水害編
家の周りを点検しよう
1. 屋根
トタンや瓦のひび・割れ・ずれ・剥がれはないか。
2. ベランダ
鉢植や物干し竿など飛散の危険が高いものは室内へ。
3. 側溝
日頃から掃除を 心掛け、落ち葉やゴミによって水が溢れることを防止。
4. ガラス窓
ひび割れ、窓枠のがたつきはないか、飛来物に備えて、外側から板でふさぐ。
![家の周りで台風・風水害への対策や点検するべき所をまとめたイラスト。屋根は瓦のずれやヒビに注意する、テレビのアンテナは固定するなど。](http://www.town.kimino.wakayama.jp/material/images/group/2/56257483.jpg)
情報収集・日頃からの備え
- テレビ、ラジオなど、メディアからの警報・注意報の情報に耳を傾けましょう。
- 土地に古くから住んでいる方の過去の災害情報にも耳を傾けましょう。
- 避難に備え非常持ち出し品などの準備をしておきましょう。
![テレビのニュースを見ている女性と、ラジオを聞いている男性のイラスト。](http://www.town.kimino.wakayama.jp/material/images/group/2/90253294.jpg)
避難の時に注意すること
1. 履物に注意する
裸足、長靴は厳禁。ひもでしめる運動靴など。
2. できるだけ軽装で
荷物はできるだけ整理して背負い両手が自由に使える状態にしておきます。
3. 足元に注意
洪水時は水面下にマンホール、側溝などの危険が潜んでいます。暗い場合は懐中電灯を使用するなど、十分に注意しながら避難しましょう。
![大雨と暴風で飛ばされそうなようすの青いカッパを着た男性のイラスト。](http://www.town.kimino.wakayama.jp/material/images/group/2/00896758.jpg)
停電への備え
・停電に備え懐中電灯や予備電池を常備してください。またわかりやすい場所に置いておきましょう。
・寒い時期の停電に備えて、電気を使用しない石油ストーブや薪ストーブなどは有効です。使用の際は、火災に注意するほか定期的に換気してください。
・停電発生時は、使用中のアイロンや電気ヒーターなどの電熱器具はコンセントを抜いておきましょう。停電解消時、通電火災が発生する場合があります。また、停電が長期化しそうな場合はブレーカーを落とすようにしてください。
・カセットコンロなどを常備しておきましょう。
・長期停電の場合、冷蔵庫の中の食品等は腐敗してしまいます。腐りやすい食品から使用するなど心がけてください。
・長期停電は、断水になる場合もあります。台風などで大規模な災害が発生していると考えられる場合は、水の備蓄なども必要な場合があります。
・長期停電に備え、発電機、蓄電池などがあれば安心です。ただし、発電機の使用は近所迷惑となりますので、静音タイプや使用時間を考えて使用してください。また、車から家庭用電源をとる インバーターなども市販されています。
・NTTの電話を光ファイバー回線に変更していない場合は、電源不要の電話機(黒電話やコンセントの必要のない電話機)であれば、電気が無くても使用できる可能性があります。
詳しくは、関西電力送配電停電情報をご覧ください。
・関西電力送配電の「関西停電情報アプリ」で停電状況や復旧状況が確認できます。
停電情報アプリ「関西停電情報」のご紹介 | 関西電力送配電株式会社 (kansai-td.co.jp)
・電気が突然消えたとき(ブレーカーの確認方法)
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2022年04月26日